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クィーンアン 

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ルート
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※Adobe Actobat Reader が必要です。無料ダウンロードは Adobe 公式サイトで。
所要時間 1時間+買い物時間
アクセス
行き: Downtownの3rd Avenue沿い、Pike StreetとUnion Streetの間にある「Century Square」というフードコートの前から、2番のバスに乗ります。Belltown、Seattle Centerを通り過ぎ、Queen Anne Avenueの急な坂を上りきったところでバスを降りましょう。
帰り: 最後の階段を下ってQueen Anne Avenueに出たら、坂の下を見たときに右手になる側(西側)のバス停から2番か13番に乗るとDowntownへ出ることができます。
ポイント シアトル・センターを過ぎると突如現れる急な坂、それを上ったところにあるクィーン・アンは、素晴らしい眺望を有するシアトル一の高級住宅街です。美しく大きな建築物や綺麗に手入れされたお庭を楽しみながら歩けるこのコース、途中にあるビュー・ポイント(見晴台)からは、レーニエ山とスペース・ニードルが同じファインダーに収まった絵葉書のような眺望を楽しむことができます。

アッパー・クィーン・アンから出発

 
Queen Anne Avenue North クィーン・アン・アベニュー・ノース

Queen Anne Avenue North沿いには、小さいながらも上質で有名な店がいくつか点在しています。West Garfield Streetのほうに向かって(坂とは逆方向に)歩いてみましょう。

レストランで人気があるのが「5spot」。3ヵ月ごとに代わるアーティスティックな内装と料理がとても有名。日曜日は行列必至です。

その他にも、坂の近くにある「abelita」やGarfield Streetを越えたところにある「La femme」などはセンスの良い品揃えで人気の洋服店。さらに奥に行けばカフェやブックストア、スーパーマーケットもあります。

散策が済んだら、Garfield Streetを左側に曲がりましょう。
5spot

Queen Anne Avenue North

 
Queen Anne Public Library クィーン・アン公立図書館

そのまま4ブロックほど歩くと、右手にはクィーン・アン公立図書館が目に入ります。美しい芝生に囲まれた小さな図書館は、ステンドグラスがとても綺麗です。ぜひ中に入って見学してみてください。

そのままGarfield Steetをまっすぐ進みます。7th Avenueを越えてからは一見行き止まりのように見えますが、垣根の間にある階段を下り、8th Avenueに沿って左手方向に歩きましょう。

クィーン・アンの丘を下る

 
Wilcox Wall ウィルコックス・ウォール

眺めの良い8th Avenue沿い。左手には、美しく手入れされた庭を持つ大邸宅が並びます。右手には石づくりの壁(手すり)越しに海や港(Pier90、91)を望むことができます。8th Avenue沿いに作られ、眼下に広がる景色を引き立てているこの壁はWilcox Wallと呼ばれており、W. R. B. Wilcoxによって1913年に作られました。
 
Wilcox Wall

1850年代の開拓時代は、このあたりの景色は今と全く違っていました。下に見えるPier90や91のあたりからクィーン・アンは、当時は深い森の中。ネイティブ・アメリカンたちは、バンクーバーの部族の急襲などの際、この森を隠れ蓑として活用していました。

 
Betty Bowen Viewpoint ベティ・ボーウェン・ビューポイント

そのまま8th Avenueを左に折れると、West Highland Driveと名前を変えます。道なりに左に折れると、右側に小さなベンチの広場が。ここはBetty Bowen Viewpointです。天気の良い日にはピュージェット湾の向こうにオリンピック山脈を望むことができます。

ベンチの手前にあるアートは、Mark TobeyやKenneth Callahanなどアメリカ北西部を代表するアーティスト達の作品です。この公園の名前にもなっているボーウェン氏はこの近くに住み、多くの芸術家のパトロンとしてこのようなアーティスト達と親交があったということです。

この公園は、パイク・プレース・マーケットを再開発の危機から救ったことで知られるヴィクター・ステインブルーイック氏(Victor Steinbrueck)によってデザインされました。

 
Parsons Gardens パーソンズ・ガーデンズ

ビューポイントから道を渡ってすぐのところ、花々が咲き乱れる小さな入り口を入ると、秘密の花園のような小さな庭があります。ここはパーソンズ・ガーデンズ(Parsons Gardens)と呼ばれており、かつてはこの横に立つパーソンズ・ハウス(Persons House: 618番地)のプライベートな庭だったのですが、1956年に持ち主が市に寄贈しました。木、花、芝生・・・完成された美しさが漂うこの静かな庭は、シアトル市民にも人気のスポット。ランチを食べたりベンチで本を読んだり、時には結婚式の披露宴会場として使われたりすることもあります。

 
Wilcox Wall Kerry Park ケリー・パーク

そのままWest Highland Driveを5ブロックほど進みます。このWest Highland Driveは、シアトル市内でも有数の眺望を持つ道路。したがってこれに沿って立つ邸宅も、もちろん最高級レベルのお宅です。その多くは19世紀後半から20世紀初期に建てられました。

さて、右手に現れる芝生の広場がケリー・パーク。Gas Works Park、Duwamish Head(アルカイ・ビーチの近くですね)とともに、シアトルのスカイラインを望む絶好の見晴台とされています。地元の人にも大人気のこの公園は、特にダウンタウンのビル群やスペース・ニードルをとても近くに見ることができ、圧倒されます。すぐ近くに大きく見えるスペース・ニードルの右後方には、天気がよければレーニエ山の姿も見ることができるということで、絵に描いたような「これぞシアトル」という写真をとることができます(日本だと富士山と東京タワーが一緒にファインダーに納まるようなものでしょうか)。この公園の下あたりには、『Lookout Tree』という樹齢600年の大きな木(大の男が10人でやっと幹を一周囲めるほどだったとか)がありました。当時はちょうど丘の木々がどんどんと切り出されていた頃。しかし、ピュージェット湾を往来する船乗りたちにとっての目印の役割を果たしてきたその木だけは神聖視されており、伐採をためらわれてきました。ところが、この土地に自宅を建てることに決めたローリン・アンケニー氏(Rollin Ankenny)という人物によって、この木は1891年に伐採の憂き目にあってしまいます。その自宅はネイティブ・アメリカンのドゥワミッシュ族がかけた呪いのせいか、完成まで20年もかかった上、同氏はその完成を見ぬまま亡くなったということです。もしご興味があれば、公園の横の階段を降り、2nd Avenueに沿って数ブロック下ってみてください。912番地が、かつてその『Lookout Tree』が立っていた場所です。

 
Half-timbered mansion ハーフ・ティンバード・マンション

そのままWest Highland Driveを進みます。Queen Anne Avenueを横切りさらに進むと、右手側21番地に、ひときわ立派な邸宅が。よくみると、玄関の屋根には菊の形をした金色の飾りがついています。ここは在シアトル日本国総領事館の公邸で、在シアトル日本国総領事の住まいとして使用されており、庭には池もある豪邸です。もともとこの建物はゴールドラッシュで大金持ちになったウィリアム・M・チャペル( William M. Chappel)という人物のために1906年に建てられたものです。

 
One of Queen Anne Hill's oldest house One of Queen Anne Hill's oldest house
クィーン・アン・ヒル最古の住宅の1つ

分岐点の左の道を通ってHighland Driveを歩き続けます。右手側153番地、赤っぽい特徴的な壁のどっしりとした家は、Queen Anne Hillで最も古い時代に立てられた家の1つです。

次の分岐点では右側を通ります。さらに進むと、3本の道が交差する交差点に出ます。左側、Bigelow Avenueに沿って歩きましょう。ここはシアトル内でも珍しく歩道のない道路なのですが、背の高い並木が続くこのその雰囲気は良好です。特にこのあたりは栗の木がたくさん。この少し湾曲した道もOlmsted Brothersによる設計で、Queen Anne Hillをぐるりと囲むように、約4.5m幅の並木道が続いています。

 
Bhy Kracke Park バイ・クラック・パーク

Comstock Placeとの交差点まで来たら、右に曲がって突き当たりまで歩きます。突き当たりにある公園はバイ・クラック・パーク(Bhy Kracke Park)という変わった名前の公園。これは、1966年にこの土地を市に寄付したワーナー・クラック氏(Werner Kracke)が、自分のニックネームでもあった『By Kracke』という口癖を、音にあわせて変なふうに綴ってつけた名前です。

ここからはケリー・パークとはまた違った角度からダウンタウンのビル群を眺めることができます。また、左手にはレイク・ユニオン(Lake Union)を眺めることもできます。細い道をたどると下にはまた芝生の広場があり、晴れた日にはピクニックを楽しむ人々も。ケリー・パークはあまりに有名で観光客が多いため、地元の人は案外こちらをお気に入りにしているのかもしれません。

 
Former home of Anna Louise Strong アナ・ルイーズ・ストロングがかつて住んでいた住宅

Bigelow Avenueに戻り、右に曲がってGarfield Streetまで歩きます。Garfield Streetまで来たら右に曲がり、5th Avenueを渡って細い道を少し入ります。左手にある508番地の家は、アナ・ルイーズ・ストロング(Anna Louise Strong)というジャーナリストが1916年から1921年まで住んでいた家です。彼女はジャーナリストでもある傍ら、労働者の権利や反戦の運動にその生涯を捧げた人物。この家にはリンカーン・ステフェンズ(Lincoln Steffens)やルイーズ・ブライアント(Louise Bryant)など、著名なジャーナリスト達が訪れたということです。

 
Old Queen Anne High School 元クィーン・アン高校

Bigelow Avenueを、Galer Streetまで逆戻りします。右に曲がり、階段を上ってGaler Streetを真っ直ぐ歩きます。勾配の急なクィーン・アン・ヒルには全部でおよそ100もの階段があります。

左手に現れる立派な建物は、1909年から1981年まではクィーン・アン高校でした。現在は改装されコンドミニアムになっています。丘のちょうどてっぺんあたりに立つこの建物は、遠くから見ても目立つ立派さです。

右手側にあるのはジョン・ヘイ小学校(John Hay Elementary School)。校庭は一般に開放されていますが、犬やネコのほか「ミニブタ立ち入り禁止」という、日本ではなかなか見ることができない注意書きがかかっています。さすが高級住宅地ということなのでしょうか。
Old Queen Anne High School

Galer Streetをそのままたどると、行き止まりのように見える道の先に階段があります。下へ降りると丁度バスを降りた辺りに戻ってきます。ダウンタウンへは、道の反対側のバス停から2番か13番に乗りましょう。

ちなみに、Galer Streetをそのまま真っ直ぐ行ったところにある『Trader Joe's』は、世界のいろいろな食料品が集められていて地元の人に大人気のスーパーマーケットです。バス停も近くにありますので、時間があれば覗いてみても楽しいですよ。
   
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Last modified: 10/10/08